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スウェーデン生まれのファッションブランドといえば、H&M♡
今回はH&Mジャパン社長、クリスティン・エドマンさんのインタビューをご紹介します。

人気店の社長ということで毎晩遅くまで残業続きかと思いきや、
実際は育児のために毎日夜七時には帰宅しているそう。

彼女が語る残業ゼロの秘密とは?

仕事で悩んでいる女の子や、働くママ、店長さんや将来お店をつくりたい方のご参考になったら嬉しいです(^^)

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♡ 目次 ♡

クリスティン・エドマンさん♡プロフィール

まずはじめに、エドマンさんのプロフィールをご紹介します。

クリスティン・エドマン

  • H&Mジャパン代表取締役社長。
  • 1975年生まれ。東京都出身。
  • 日本人とアメリカ人のハーフで、国籍はスウェーデン。
  • 96年にアメリカのラファイエット大学を卒業。

玩具メーカーのマテル社、「ステラおばさんのクッキー」の(株)アントステラなどを経て、2005年、ストックホルム経済大学でMBAを取得。

その後H&Mに入社。エリアマネージャーとして同社の香港進出に携わったのち、2008年3月より代表取締役社長に。

スウェーデンの方と思っていたのですが、日本とアメリカのハーフなんですね〜。
お子さんもいらっしゃって、育児と仕事を両立されています。

ポイント1♡職場の合言葉は『keep it simple』

H&M コーデ画像

――毎日、夜七時には帰宅されるそうですね。

エドマン「はい。幼い息子が夜八時には寝てしまうので、早く帰らないと、子どもと触れ合う時間がなくなってしまいますから」

――夜早く帰るぶん、朝の出社がそうとう早いのでしょうか。

エドマン「朝も、朝食や子どもの弁当づくりがあるので、出社は8時頃になります。
基本的に仕事は勤務時間内に片づけていますね

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――それは驚きです。仕事のスピードが人並み外れて速いのでは?

エドマン「そんなことはないですよ(笑)。
ただ、四年前にH&Mに入社してから仕事が速くなった気はします。

『仕事を速くする考え方』を日々叩き込まれていますからね。
じつは、いまでも本社から『仕事が遅い』と注意されています」

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――そうなんですか。いったい、どんなことを叩き込まれているのでしょうか?

エドマン「『keep it simple』
この言葉はほんとうによく耳にします。

仕事を複雑にしてはダメ。
できるだけ簡単に進められるようにして、余計な手間を減らそうということですね。

だから、本社への報告で大量の資料を送ったりすると、
『こんな素晴らしい資料なんていらないから、重要なポイントだけを口頭でシンプルに説明して』
となる。

何かのプランや改善策を考えるときも『三行でスタッフに伝えられるものに』といわれます。

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最近は本社から『メールを減らそう』という通達も出ました。
人間関係を構築する意味もありますが、なによりメールを書く時間がもったいないというわけです。

わたし自身、本社CEOとのコミュニケーションはもっぱら電話。
メールのやりとりはめったにしません」

――会社全体で効率アップの意識が高いのですね。

エドマン「小売業はスピードが命ですからね。
商品の売れ行きがよくなかったら、今日中に何らかの手を打つ。

そんな感覚で動いていますから、資料づくりでモタモタしているなんてもってのほかなのです。

と言いつつ、わたしも以前は小売りではなくメーカーにいたので、
入社当初の店舗研修ではそのスピード感に驚きました」

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――でも、ときには事を急ぎすぎて失敗することもあるのでは?

エドマン「たしかにあると思います。
でも、仮に失敗しても、そこから学んで同じ失敗を繰り返さなければいい。

むしろ、数日間手を打たずに放っておいて手遅れになるほうが怖いですね」

ポイント2♡『完璧主義をやめる』

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――H&Mの『仕事を速くする考え方』はほかにもありますか?

エドマン「あとは『すべての仕事を完璧にこなそうとしない』ことです。

『どの仕事も完璧にやる』というのは素晴らしい考え方。
しかし、現実的ではありません。

時間が限られている以上、すべて完璧にこなすなんて不可能です。
その考えから抜け出せないと、残業の海におぼれてしまう。

それだけならまだよいのですが、重要度の低い仕事に気を取られ、
ほんとうに大事な仕事を疎かにしたら会社に迷惑がかかります」

ポイント3♡『オーバービュー』

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――とはいえ、そう割り切るのはなかなか難しいですよね。

エドマン「そうなんです。
わたしは子どもがいるのでやりやすいほうなのですが、それでも割り切れない時がある。

何かいいアイデアを思いつくと、すぐ実現させたくなる性格なので(笑)
大事な仕事よりそちらに取り組みたくなることが今でもあります。

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そこでわたしが心がけているのが『オーバービュー(overview)』です。

目の前の仕事から一歩視点を引いて、会社のビジョンや個人のビジョンを振り返る。

そして、
『中長期的に目指しているのはこっちだ。
だとしたら、今いちばん重要なことは何か』

と自分自身に問いかけるのです。

すると、目の前の仕事にも優先順位が付けやすくなります。

このオーバービューは『keep it simple』にもつながりますし、
マネージャーにはとくに重要なことです。

どの仕事の手を抜いてよいかを適切に判断できるかどうかによって、部下の仕事量は大きく左右されますから」

部下の残業が多い上司はH&Mでは上司失格!

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――ところで、H&Mでは休暇をたくさん取れるそうですね。

エドマン「はい。最低でも通常年一回、休暇は二週間連続で取れます。
それでも、仕事はちゃんと回っています。
やろうと思えばできるんですね」

――なぜ、そんなに休みが取れるのでしょうか。

エドマン「部下全員が休めるように、マネージャーが計画的にバランスよく仕事を割り振っているからです。

H&Mでは部下が休みなく働いていると、ダメな上司と見なされますからね。

また、部下の残業が多いマネージャーは、成果を上げていても評価されません。
だからどのマネージャーも本気で職場の効率化に取り組むのです。

加えて、各メンバーもお互い休みが取れるように助けあっています。
休む時はほかの人がフォローしてくれる。

みんな休みを取りたいですからね。
お互いさま、ということで手伝ってくれますよ」

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――よい会社ですね。でも、ほかの人には任せられない仕事ってありませんか。

エドマン「H&Mの日本法人でも、そういう声はあります。
『二週間も連続で休んだら、誰が自分の仕事をやるんだ』と。

でも、任せられない仕事って案外少ないんですよ。

日頃から自分の仕事について周囲のスタッフに話したり、手伝ってもらったりしておけば、たいがいの仕事は引き継げます。

そもそも、自分だけしかできない仕事をつくることは、休暇に関わらず、よいことではありません。

仕事が立て込んだ時、誰も手伝えないので残業しなければならなくなるし、処理も送れる。

もっといえば、周囲の人がその仕事を体験するチャンスや成長するチャンスを奪ってもいるのです」

まとめ

今回はH&Mジャパン社長、クリスティン・エドマンさんの仕事術をご紹介しました、いかがでしたでしょうか?

エドマンさんのポイントは3つ、

  • 『keep it simple』(シンプルにすること)
  • 『オーバービュー』(全体を見ること)
  • 『すべての仕事を完璧にこなそうとしないこと』(完璧主義をやめる)

ですね。

また、

  • H&Mではマネージャーが仕事をうまく割り振って効率的に仕事をしていること
  • 充実したプライベートが送れるように、みんなが助けあっていること

も重視しています。
素敵な会社ですね♡

完璧主義をやめてシンプルにすると仕事が速くなる。
そうすると全体が見えて重要なことが分かり、さらに効率的に仕事できる。
余裕ができて、プライベートも充実する。

エドマンさんがおっしゃるとおり、全てはつながっているんですね。

仕事で悩んでいる女の子や、働くママ、店長さんや将来お店をつくりたい方のご参考になったら嬉しいです(^^)

これからもH&Mのファッションとエドマンさんに注目していきます☆

最後まで読んでいただき本当にありがとうございます!

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